大谷地下美術展の成り立ち
酒井 信一(ギャラリー・サージ ディレクター)
大谷資料館地下採掘場跡を会場とした「大谷地下美術展」は、1984年から1989年までの六年間にわたって毎年開催され、参加した美術作家がのべ136名、また、音楽・パフォーマンス作家がのべ36名をかぞえるという、大規模なもの […]
大谷地下美術展の成り立ち
酒井 信一(ギャラリー・サージ ディレクター)
大谷資料館地下採掘場跡を会場とした「大谷地下美術展」は、1984年から1989年までの六年間にわたって毎年開催され、参加した美術作家がのべ136名、また、音楽・パフォーマンス作家がのべ36名をかぞえるという、大規模なもの […]
第5回 『melt downの危機』…もの言わぬ集団
土屋 穣(美術家)
86年に起きたチェルノブイリ原発事故は、極めて危険な原子炉の溶融「melt down」を引き起こし、旧ソビエト国内だけでなくヨーロッパ各地を放射能物質で汚染した。87、88年、その被害の実態が明らかになるに従って、いわゆ […]
第6回 「ダブル・バインド空間─その美しき回廊」に参加して
丸山 常生(美術家)
いま考えてみると、サブタイトルの中の《ダブル・バインド※注》という語は、この第6回展を取り巻いていた状況を、実に良く言い表わしていたと思う。そして、私自身にとっても、このネーミングがまさに“でき過ぎ”と思えるほどの印象が […]
現代美術の出会いと変革を目指して──日本ベルギー現代美術交流展・成立の経緯と目的
酒井 信一(ICAEE代表)
1989年に開かれたユーロパリア・ジャパンは、それまでは皆無に近かった日本現代美術に対する関心をベルギーに引き起こしました。その関心は従来の異国趣味に留まったものではなく、ベルギー現代美術自身の問題意識が投影されたもので […]
「巨大都市の原生」1992
Christophe Charles クリストフ・シャルル(アーティスト)
ベルリンのフェスティバル「ウアバーネ・アボリジナーレ」のテーマとして日本を取り上げようという計画が生まれたのは、1991年5月に「フロインデ・グーター・ムジク」の所長、マチアス・オスターヴォルド氏と話していた時である。日 […]
NOWHERE── Message from the organizer
NowHere is an exhibition featuring contemporary art from Japan and the Netherlands. Art is being created at th […]
TWELVE ENVIRONMENTS/根の回復として用意された12の環境 ──主催者メッセージ
日本・オランダ現代美術交流展『NowHere』(1995)、『TWELVE ENVIRONMENTS/根の回復として用意された12の環境』(1996) を共同企画したヘット・アポロハウスとICAEE(国際現代美術交流展実 […]
NowHere(いま、ここ/どこにもない)
Paul Panhuysen パウル・パンハウゼン(ヘット・アポロハウス ディレクター)
芸術家と環境が相互に及ぼす関係は、常に理解と混乱を引き起こす。経験は感情、思考、発想、発見の道しるべとなるのだが、経験がひとたび芸術に翻訳されると、それは他の人と共有され、討論のきっかけを与えてくれるようになる。社会が生 […]