《根の回復》として用意された《12の環境》──日本・オランダ現代美術交流展 1995-1996
酒井 信一(ICAEE代表/ギャラリー・サージ ディレクター)
加速度的に進化する高度情報ネットワークは、われわれの《知覚》と《感覚》を拡大し、自由なコミュニケーションを仮構した。しかし、その、あまりにも高速度で、デジタル的なコミュニケーションは、われわれの《知覚》を統御し、《感覚》 […]
《根の回復》として用意された《12の環境》──日本・オランダ現代美術交流展 1995-1996
酒井 信一(ICAEE代表/ギャラリー・サージ ディレクター)
加速度的に進化する高度情報ネットワークは、われわれの《知覚》と《感覚》を拡大し、自由なコミュニケーションを仮構した。しかし、その、あまりにも高速度で、デジタル的なコミュニケーションは、われわれの《知覚》を統御し、《感覚》 […]
企画趣旨「3分間の沈黙のために」の意味するもの
酒井 信一(ICAEE代表/ギャラリー・サージ ディレクター)
今日、芸術はあらゆるものを対象化しながら発展しています。アーティストが取り上げるテーマも、社会、宗教、政治、テクノロジーといったように、現代社会の様々な領域に及んでいます。感じ、捉えたものを表現するアーティストの創造力は […]
3分間の沈黙のために……人─自然─テクノロジーの新たな対話
Paul Panhuysen パウル・パンハウゼン(ヘット・アポロハウス ディレクター)
人間にはさまざまな知覚があり、日々の生活のなかで私たちは、身のまわりで何が起きているのか正確にとらえようと、それらの知覚を同時に働かせています。芸術はイメージ、言葉、音や音楽、嗅覚や味覚、身振り、運動、あるいは触覚などを […]
『Puddles』──大気の魔術
伊藤 洋介(アーティスト/パドゥルズ・ディレクター)
1999年を振り返り、日本の芸術状況に関し、メディアを賑わすキーワードとして思い起こされるのは、「美術館の相次ぐ閉鎖」「公立美術・博物館、民営化の方向」だろうか。あたかも芸術そのものが衰退してしまうかのような悲観的論調が […]
私達に力を与え賜え……
Liesbeth Bik リザベト・ビック(アーティスト/プロジェクト・ディレクター)
「アーティスト・イニシアティヴ・リンクス『パドゥルズ』」は、オランダと日本に住むアーティストおよびアーティスト・イニシアティヴ活動を結ぶものである。 ところで、事物の意味──そのことばの指し示すものを確かめようとするとき […]
潜む繋がり
箭内 新一(アーティスト/パドゥルズ・コーディネター)
私が、オランダ、ロッテルダムに滞在中、ひょんなことからリザベト(今回参加しているデュエンデの代表であるアーティスト)の企画している、ある展覧会に誘われた。願ってもないチャンスで、私が渡欧した理由は、アーティスト自身が展覧 […]