作品によせて[15]

マリ=アンジュ・ブレイエ(アートディレクター)

ベルナールとモニカ・ユボ の選んだ道は、絵画と彫刻というカテゴリーを変えるための、冒険的試みである。
彼らの強烈で象徴的な現在の作品は、彼らが今までに用いなかった折り紙と糸巻きの構造を用いることによって、宇宙と中心のエネルギーを放出している。
紙というもろい素材を用いているにもかかわらず、その螺旋的構造は、完璧なバランスを保持している。
彼らの制作行為は、偶然と予感を解放させ、パフォーマンスとして、自然的な形と同時に芸術的な形を魔術的に相互浸透させている。

『ASAKUSAÉ(浅草へ)/Orientation 50°Nord』p.57

関連展覧会:
  • t01 日本・ベルギー現代美術交流展 「ASAKUSAÉ 浅草へ」(日本展)
  • t02 日本・ベルギー現代美術交流展 「Orientation 50° Nord」(ベルギー展)


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