“声の刻印 - 折り返し点としての現在”
二瓶 龍彦
会期:2002年9月9日---9月21日
作家名:二瓶 龍彦
ニヘイ タツヒコ
形態・素材:ミクスト・メディア
二瓶 龍彦設計によるパフォーマンス
平日19:00〜、土曜・祝日17:00〜
9月9日—11日 麻生 アユミ (舞踏家)
9月12日—14日 祥子 (役者パフォーマー)
9月16日—18日 小澤 恵美子 (パフォーマー)
9月19日—21日 山本 静香 (パフォーマー)

展覧会DM
(photo:S)
作家コメント: 世界を震撼させた2001・9・11をどうとらえるかは、個々のアーティストによって当然差異はある。しかし、9・11を経験したことを否定はできない。ここでは、9・11を、古代から愚かしくも人類が繰り返してきた悲惨な争いのひとつとしての通過点とはとらえず、進歩発展しつづけてきたといわれる人間の歴史を検討しなおすための折り返し点ととらえたい。そのキーポイントとなるのは、コミュニケーションであると考える。9・11を、コミュニケーションについてもう一度検討する契機としてとらえること。
この展覧会は、炭を素材とした平面、立体、それに写真、言葉など、二瓶龍彦が様々な分野で活動してきたものを集約させた作品によって構成されるが、他者との対話の可能性、世界との対話の可能性、自己との対話の可能性、あらゆる対話の可能性を期待するコミュニケーションの“場”でありたいと考えています。
どの陣営からも距離をとることができるのが日本の位置であり、あらゆる境界線を越えて対話をうながすことができるのがアーティストであることを、少しでも実現したいと考えています。
報道資料:
- ぴあ 02.9/16 表示