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“データ分析 --- 古池”

水留 周二


会期:2012年10月27日---10月28日

作家名:水留 周二
     ミズトメ シュウジ

形態・素材:鉄、プロジェクター、顕微鏡、ゾウリムシ、発泡スチロール、バルーン、フラスコ、チューブ、アルコールランプ、ビニールシートほか

主催:NPO法人 ICAEE/国際現代美術交流展実行委員会

企画制作:(有)水留造園
  協賛:YOMOGI

展覧会DM

(photo:S)

作家コメント: 私達は、この冬12月に「俳句とデジタル・カメラ---瞬間からの細道」という展覧会を企画しています。
今回の「データ分析---古池」は、その本展に先立つプレ展として企画されました。
松尾芭蕉は世界の様子を17文字に凝縮して描写しました。
しかし、芭蕉のような旅は、いまの私達には遠い感覚です。
私達は身近なデジタル・カメラを使って、今日の風景や情況を描写しようと考えています。
この企画には、3つの狙いがあります。
ダイレクトなコミュニケーションを回復すること、柔軟な視角の重要性を再認識すること、そして、確かな
描写力こそが表現のべースであり、時に鋭い告発とさえなることを証明することです。
私達は今回、写真の具体的テーマとして「grass」「sky」「shadow」を取り上げましたが、これを本展では
約10万枚集め、会期中にリピートなしで流し続けたいと思っています。日本国内はもちろん、世界各地に
広く声をかけ、文化の違いは言うまでもなく、あらゆる境界を横断するような、柔軟な視角で撮られた写真
を集めたいと思っています。そしてその実現には、多くの人々の協力が不可欠です。
ネット時代ではありますが、私達の意図をより知って頂くためには、直接的なコミュニケーションの場を作
る必要があると考え、このプレ展を企画しました。ぜひ、来場頂いてご意見をお聞かせください。
ダイレクトなコミュニケーションこそが全ての活動の源であり、柔軟な視点は考え方、思想、ビジョンの原
点です。そして厳しい描写は表現の基点であり、そのまま社会への告発とさえなります。
「shadow」は3.11に向けての私達の選択です。
・・・一寸先はFUKUSHIMA、いまは存在の危機です。
                                  


作品資料:
展覧会DM(表)


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