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“ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ(シデロ・イホス)
鉄の響”

原田 和男


会期:2006年5月8日---5月20日

作家名:原田 和男
     ハラダ カズオ

形態・素材:鉄、ステンレスによる自作楽器・自動演奏楽器

主催:NPO法人 国際現代美術交流展実行委員会

◼︎原田 和男によるコンサート+トーク
 5月13日 18:30〜
 友情出演:五世 鶴澤淺造(義太夫・三味線)

展覧会DM

(photo:渡辺 千恵子)

作家コメント:〈シデロ イホス〉を作ろうと思った時、アフリカのスリット
ドラムを思い出した。平たい木の箱、上の面に切り込みが、長さの違う「U字」四つ、叩くと長さによって高低四音、素朴な短い打音。

鉄板に切り込みを入れ、上の面を作った。叩いてみたが殆ど聴こえない。側面の鉄板を溶接、箱になった時、叩いてみると短い打音の後に不思議な「響」が残った。振動を伸ばそうと切り込みを増した。

「鉄の響」の始まりだ。

切り込みによって、鉄板は一体となった。沢山の音源、ひとつ叩くと振動が絡み合い生まれる、鉄板であることを忘れる不思議な「響」、限りなく自然の構造に近い音ではないか。
この響き合いの構造を持つ楽器、種類を増し、「響」によって時を紡ぎ、自然の音楽はできないものかと思った。


作品資料:
展覧会DM(表)


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