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ギャラリー・シアター・シリーズ No.1
“自転車でいこう"

杉本 信昭


開催日:2006年2月18日

作家名:杉本 信昭
     スギモト ノブアキ

形態・素材:映像、プロジェクター、音響機器

主催:NPO法人 国際現代美術交流展実行委員会  
協力:(株)モンタージュ

映像監督: 杉本 信昭 ドキュメンタリー映画
2月18日: 上映 6:30pm〜 入場料1300円

展覧会DM

この作品は、大阪市生野区に住む一人の在日青年リ・プーミョンを主人公に、知的障害者である彼とその町に住む人々との触れ合いをドキュメントしたものです。毎日のように自転車にのって街を徘徊するリ君、なかでも彼のお気に入りの場所は、健常児と障害児がいっしょに過ごす学童保育所「じゃがいもこどもの家」。彼は毎日のようにこの保育所に顔をだし、そのなかで様々な出来事が繰り広げられていきます。主人公と同年代の保育スタッフの涙ぐましい努力に支えられた彼とのやり取りは、厳しくありながらも、互いを思いやる人間関係に満ちています。
健常者と障害者、日本人と在日。様々な人々が相互に助け合いながら絶妙なバランスで生きている姿を、リ・プーミョンを通してユーモアたっぷりに描くこの作品は、単なるドキュメント映像の枠を超えて、私たちひとり一人に、忘れがちなコミュニティーの原点と、そしてその大切さを伝えてくれます。
なお、上映終了後、杉本信昭監督よるトークも用意されています。また、NPO法人 国際現代美術交流展実行委員会では、年間を通じて優れたドキュメント映像作品を紹介して行く予定です。(S)

(photo:渡辺 千恵子)


作品資料:
展覧会DM(表)


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