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作家コメント: 感覚の働きが、視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚という五感に代表されることは、よく知られている。それぞれは、目・耳・鼻・口・指先を通じて伝わり、物的・精神的知覚から、感性的判断にまで及ぶ。
美術作品、特に「絵画」では、感覚の中でも視覚と触覚の働きが強調される。この感覚を生き生きと働かすためには、どうしたらよいのか。美術作品を通して、どのような表現が可能であるのか。
"feel"というのが、今回の展覧会、作品のテーマである。作品は植物をイメージしながら、色彩の明度で表現を試みた。感覚が生き生きと働きだすような作品を作り出したい。そしてそのことが、自分自身への解答となることを願っている。
──ギャラリー・サージにおける個展によせて
報道資料:
- ぴあ 99.7/26 表示