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“市井”

木原 真男、山田 和夫


会期:2014年3月10日---3月17日

作家名:木原 真男、山田 和夫
     キハラ マサオ、ヤマダ カズオ

形態・素材:山田 / 布キャンバス、アクリル絵の具 
木原 / 布、アクリル絵の具

◼︎演劇ユニット「山田工務店」公演
 3月15日・16日 PM7:00〜、料金 2000円
 出演:山田 和夫、池田 陽子、三ッ井 嘉子 
 企画:山田 和夫
 制作協力:ギャラリー・サージ、Emiスタジオ

フライヤー
展示・舞台風景
三井・池田
三ッ井 嘉子
三ッ井 嘉子
池田 陽子
池田 陽子
山田 和夫
山田 和夫
三井・池田
木原作品
木原作品
山田作品
山田作品
山田作品

作家コメント: 市井(しせい)。中国の言葉。井戸の在る所に人が集まり市場が出来た。街、巷の意。「水」が命の基本に在ってそこに暮らしが起る。この自然発生的な単純さが良い。実際、200種類ぐらいの職種が集まると街として機能するらしい。雑多な個性も期待出来る。アナーキズムとまで言わないけれど腐った政府は、いらない。
朝、地球の向こう側の太陽が顔を出す前の10分程の間、空全体が光の源と成って、柔らかな光が地上を包む。まだ日の出前、物のかたちを明確にする陰影は、無く、ビルも道も積まれたゴミも車も空気も等価な存在としてそこに在る、と言うより、ひとつひとつの個が独立して空の光をまとい静かに呼吸しているかに見える。凪の静止画像である。
やがて日が昇り、気温があがるに従い全てが動き始める。
今日は、2014年 冬。日の光が温かい。日だまりに移動した犬が気持ちよさそうに横になる。自分もとなりにしゃがむ。身体にしみ入る温かさは、まさに至福。おまけにタダである。有り難い、
近所の家の黒い瓦屋根がさざ波の様に光っている。風にそよぐ木々の葉の緑に光がリズムを与える。駐車場の車のボンネットが眩しく光る。
この光をよーく観てみる。確かに光りは、ものの色や形を具体的に見せてくれるけれど光そのものは、何も無い、「無」である。「無」が溢れている。
「無」は、「愛」でもいいし、具体的に「花」あるいは、海原を彩る「白波」のもつ「永遠性」でも良い気がする。
     2014.2.10 演劇ユニット「山田工務店」 山田和夫


作品資料:
フライヤー(裏面)


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