“Circle Blue”
彼女の作品は、 絵画、彫刻、ドローイングのフィールドを探求することである。それぞれのフィールドにおける特有の表現は、その使用域や組み合わせの中で拡張される。
ギャラリー・サージのためのプロジェクトでは、ヴァインハーデンは出発点として、既成の作品をギャラリーに配置する。この「点」から、新たに仕事を加えてゆく。その中心点はサークルである。壁に掛けられた木のサークルは様々なアレンジの日用品をもたらす。これらの物は、見つけ出され、選ばれ、保管される。そして、連想の多様な層によって構成された新たな組み合わせの中に置かれる。
物をつなぐネットワークの可能性のメタファーとしての紐の織り彫刻はまた、組み立て式の日常物と、織りの手仕事との矛盾を表現している。（S）

（photo：村上 圭一）