s300

“まほろは interné”

千野 秀一 


会期:1998年4月20日---5月2日

作家名:千野 秀一 
     チノ シュウイチ

形態・素材:サウンドインスタレーション&コンサート
コンピュータ、音響システム、カメラ、ボール

展覧会DM

◼︎ライブ 各日18:00〜
4月21日:内藤 和久+千野 秀一
4月22日:庄子 勝治+岡本 かおり+千野 秀一
4月29日:東 顔回+千野 秀一 
5月2日:吉田 アユミ+ユタ カワサキ+千野 秀一

内藤 和久+千野 秀一 ライブ
庄子 勝治+岡本 かおり+千野 秀一 ライブ
東 顔回+千野 秀一 ライブ
東 顔回+千野 秀一 ライブ
吉田 アユミ+ユタ カワサキ+千野 秀一 ライブ

(photo:S)

作家コメント:
無用な身体のために   千野秀一
コンピュータが音楽から身体を追放した。コンピュータの奏でる身体なき音楽は、演奏の意味を書き換えた。永い、非常に長い間続いた音楽と身体の蜜月はついに終わった。しかしそれは、終わってみれば互いに相手以外を知らなかったに過ぎないことが理解された。我々は稀有な歴史上の地点に立っている。道具を用い機械を造る度に、人間は内部に失った身体を外部に得た。今なお身体は日々更新されている、しかし廃棄された旧い身体はどこに行くのか。それは相変わらず我々の身体のどこかに眠っているのではないだろうか。

この「装置=環境」の中で、人は触覚を養う。そのひとときに人は最も鋭敏なSENSORとなり、触のある虫となるだろう。ここで採集された身体たちは、あるいはどんな舞踏にもない輝きに満ちた、新たな蜜月の始まりを予感するだろう。私は、今回のSOUND EXHIBITION を無用な身体が織りなす知覚・感覚の<戯れ>の場、即ち、私自身の「まほろば」としたい。



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