アーティスト・イニシアティブ・リンクス 2004
"パドゥルズ"
Peter Morrens+Rik De Boe+W Cube Project+武井よしみち 展
Peter Morrens+Rik De Boe、W Cube Project 、武井 よしみち(ブルーボール・カンパニー)
会期:2004年8月25日---9月4日
作家名:Peter Morrens+Rik De Boe、W Cube Project 、武井 よしみち(ブルーボール・カンパニー)
ペーター・モーレンス+リック・デ・ボー 、ダブリュー・キューブ・プロジェクト、タケイ ヨシミチ (ブルーボール・カンパニー)
形態・素材:スクリーン、マネキン人形、ライト、プロジェクター、砂(ウインドを覆う)、ほか
主催:W・キューブ・プロジェクト
後援・協賛・助成・協力:関係機関及び各社

ペーター・モーレンス&リック・デ・ボー(ベルギー)+武井よしみち&ブルーボール・カンパニー(日本)+W・キューブ・プロジェクト(日本)による今回のPuddlesコラボレーションは、招聘海外アーティストに加え、パフォーマーの武井よしみちが参加。今年度のテーマ、身体の境界と連鎖に関連し、空間と時間のインターバルについて共に考えてみるところから始め、「インターバル」を介して、主体と客体を転倒させることが重要だという視点に至りました。空間的には裏と表の逆転から、時間的には複数のリズムを重ねた際、新たなインターバルが生まれ、その連鎖が異質なものをつなぐ新たな時空間、インターバルを生み出すのではという仮定に立って、インスタレーションを構想。また、時空間の接点である映像(ビデオ)では、身体を映す映像の典型がオリンピックであり、それを抽象化・色彩化したところから、それぞれ映像を作成。過去の映像と現在のコメントを交差させ、スクリーンの表裏から相互浸透的に投影しました。身体の断片が、周辺映像とともにさまざまな様相を呈し明滅します。初日には、武井による光と音にメトロノームとしての心臓音を加えたパフォーマンスを行い、テーマに厚みをもたせました。(S)
(photo:伊藤 洋介)