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“起源イブ・第五夜” コラボレーション

阿部 尊美、石川 和治、鶴見 朋之、徳田 智子、藤岡 久弓、橋本 正太郎、水留 周二、山口 隆志、吉田 浩


会期:2000年12月11日---12月23日

作家名:阿部 尊美、石川 和治、鶴見 朋之、徳田 智子、藤岡 久弓、橋本 正太郎、水留 周二、山口 隆志、吉田 浩
     アベ タカミ、イシカワ カズハル、ツルミ トモユキ、トクダ トモコ、フジオカ キヨミ、ハシモト ショウタロウ、ミズトメ シュウジ、ヤマグチ タカシ、ヨシダ ヒロシ

形態・素材:阿部・鶴見 / ボックス、カーテン
石川・橋本・山口 / ミクスト・メディア 
水留・徳田 / モニターテレビ、鉄心、水

◼︎公開ディスカッション:12月11日〜23日 19:00〜22:00

展覧会DM
阿部・鶴見 作品
石川・橋本・山口 作品
水留・徳田 作品

(photo:S)

展覧会について:
 ダイアローグとしての小品展「起源イブ」は小品をグループ展示し、それを目の前に各作家同士が、お互いの作品を批評し合う、ディスカッションを主体とする企画であった。四回の軌跡を通じてキーワードとして挙げられたのは「イメージの呪縛」である。様々な先入観や自らの規制の域を出ない作品と批評は、他者を個々のイメージから救えず、共有できる造形言語や批評言語に達しない。これまでのディスカッションにおいては、個々のイメージに囚われた言語の空回りが支配的で、時に生まれる批評言語の響きがしばしば打ち消されてしまいがちだった。
 そこで私達はその共有された響きより遡上し、言語、身体、感覚、技術が交錯させる場としてコラボレーションを行う。そこは、作家の作品計画における生々しい発言やその具現化の瞬間を同時に立ち会う場である。責任のある制作物に互いのこだわりと技術をぶつけ合い、手を加えあう。作品の概念も拡大され、コミュニケーションの手法が増え、過程が意識・提示され、コミュニケーション・コラボレーションということ自体を問うことになる。興味ある作家に自分からコンセプトや表現方法・造形物を提示し、妥協による単純な調和や、「いい感じだろう」同士の足し算、逃避としての役割分担は拒絶する。少人数の対話と制作を行うことで、個々の自由な発想や可能性を倍加し、囚われているイメージを明らかにし、複数の視点と価値観を作品に培養する。自分のテーマの共有性を確かめ、広げ、発展させていく、集団と個、現代社会と個を言及していく意志を持つ。
 近しい個を認め、他者の声に耳を澄まし、反発し合う。求めるものや意志を交錯させていく過程と結果は、確実にその成果を、自身に、他者に、あらゆるコラボレーションの集合体としての社会に還元していく。(橋本正太郎)
                                                                   


作品資料:
展覧会DM(pdf)


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